🍎Rinの備忘録

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iPhoneのシリアル番号規則について読み解く 2010年~2019年の場合

iPhoneのシリアル番号からは様々な情報を得ることができます。

 

Applpeのスマートフォンのシリアル番号は、特別なアルゴリズムによって割り当てられています。製造元、製造年月週、モデル番号についての情報が含まれています。

 

iPhoneのシリアル番号が意味するところ

2010年以降、iPhoneのシリアル番号は12桁になりました。ここでは、以下のシリアル番号を例にとってみます。

  • iPhone11 Pro Max 512GB  
  • Model A2161
  • S/N:G6TZL899N70M

 

最初の2桁【G6】TZL899N70M

 

iPhoneの製造工場を示すものになります。iPhoneの主な製造場所は中国ですが、組み立ては中国の複数の場所で行われています。番号は次の通りです。

G6, C6, C3 - China Shenzhen Foxconn
C7 - Pentragon, Changhai, China
DN - China, Chengdu - Foxconn
FK - China, Zhengzhou - Foxconn
F4 - China, Shanghai -Pegatron-Protek

 

なお、似たようなものでモデル番号というものがあります。モデル番号の頭文字の意味合いは次の通りです。

  • M:新品
  • F:整備済製品
  • N:交換用。新品交換を依頼する顧客のために用意された製品
  • P:刻印サービスが行われた製品。背面にレーザー刻印がされている

なお、頭文字Dのモデルはありませんのでご注意ください。

 

3桁目:G6【T】ZL899N70M

これは、組み立てラインを指します。私たちがそこまで気にすることではありませんが、特定のロットで不具合が出た場合は、この製造ラインを確認することとで、工場内のどの部分で不具合製品が供給されたのか、ある程度特定することが可能になります。

 

 

iPhoneがいつ作られたのか?

これについては、4,5桁目に注目です。  G6T【ZL】899N70M

iPhoneの製造日に関する情報です。購入日ではなく、製造日です。Appleは、iPhoneがいつ作られたのかを4,5桁目で指し示すことに指定あmす。

4桁目(Z)が製造年月日、5桁目(L)が週を指しています。

従って、ZLは2019年第46週ということになります。

どのローマ字がどの年、週を挿しているかは下記の記事を参照して下さい。この記事の元ネタです。

また、Appleは1年を上半期、下半期に分けていますので、その点も表を参照してください。検索機能をうまく活用すると良いです。

参考までに、例えばS8なら、2016年の8月、35周目に作られたということがわかります。

 

Serial Number iPhone decode, explained 2010-2019 |

 

6~8桁目:製品固有の番号  G6TZL【899】N70M

 

たった3桁ではありますが、アルファベット26文字+数字10個=36個ですから、46656通りの表現ができます。さすがのAppleも1週間でこれだけの製品製造能力はないということでしょう。

 

9~12桁   G6TZL899【N70M】

 

これは、iPhoneのモデル番号を指し示しています。

例えば、iPhone7ではA1779というのが国内発売モデルです。その中でも、32GB,128GB,256GB,更にはカラーもシルバー、ゴールド、、、といろいろなバリエーションがあります。

 

それらを一意的に表現するのはこの桁が担当します。また、1番最後の桁についてはカラーコードと言われておりますが、Appleはカラーをしばしば変えるので、そこまで言及する意味もないかと思います。

 

以上となります。