楽天モバイルの1年間無料キャンペーンが始まってます。
ネット上では、様々な人たちが人柱になって通信が可能かどうか調べてくれています。そのことについて軽く説明です。
まず、前提として楽天モバイルの使用帯域は
- B3(自社回線)
- B18(パートナー回線)
の2つです。したがって、これらに対応している機種を買わねばなりません。
ということで、それぞれのキャリアから抜粋しました。以下が、Androidの対応表です。
楽天モバイルに対応していると思われる機種一覧
docomo
- AQUOS R5G SH- 51A
- AQUOS sense3 SH-02M
- AQUOS zero2 SH-01M
- Google Pixel 3
- Google Pixel 3 XL
- Google Pixel 3a
- HUAWEI P30 Pro HW-02L
- Nexus 5X
Softbank
- AQUOS R3
- AQUOS R5G
- AQUOS sense3 basic
- AQUOS sense3 plus
- AQUOS zero2
- DIGNO® J
- Google Pixel 3
- Google Pixel 3 XL
- Google Pixel 3a
- Google Pixel 3a XL
- Google Pixel 4
- Google Pixel 4 XL
- HUAWEI Mate 10 Pro
- HUAWEI Mate 20 Pro
- HUAWEI nova lite 2
- OPPO Reno3 5G
au
- AQUOS R compact SHV41
- AQUOS R SHV39
- AQUOS R2 SHV42
- AQUOS R3 SHV44
- AQUOS R5G SHG01
- AQUOS sense SHV40
- AQUOS sense2 SHV43
- AQUOS sense2 かんたん
- AQUOS sense3 plus サウンド SHV46
- AQUOS sense3 SHV45
- AQUOS SERIE mini SHV33
- AQUOS SERIE mini SHV38
- AQUOS SERIE SHV32
- AQUOS SERIE SHV34
- AQUOS U SHV35
- AQUOS U SHV37
- AQUOS zero2 SHV47
- BASIO2
- BASIO3
- BASIO4
- DIGNO®rafre KYV36
- edge SCV31
- Galaxy A20 SCV46
- Galaxy A30 SCV43
- Galaxy A8 SCV32 (注2)
- Galaxy Fold SCV44
- Galaxy Note10+ SCV45
- Galaxy Note8 SCV37
- Galaxy Note9 SCV40
- Galaxy S10 SCV41
- Galaxy S10+ SCV42
- Galaxy S20 5G SCG01
- Galaxy S6
- Galaxy S7 edge SCV33
- Galaxy S8 SCV36
- Galaxy S8+ SCV35
- Galaxy S9 SCV38
- Galaxy S9+ SCV39
- Galaxy Z Flip SCV47
- GRATINA KYF39
- HUAWEI nova 2 HWV31
- HUAWEI P20 lite HWV32
- HUAWEI P30 lite Premium HWV33
- isai Beat LGV34
- isai V30+ LGV35
- isai vivid LGV32
- LG it LGV36
- Qua phone
- Qua phone PX
- Qua phone QX
- Qua phone QZ
- rafre KYV40
- TORQUE G02
- TORQUE G03
- TORQUE G04
- URBANO V02
- URBANO V03
- URBANO V04
- Xperia 1 SOV40
- Xperia 5 SOV41
- Xperia 8 SOV42
- Xperia X Performance SOV33
- Xperia XZ SOV34
- Xperia XZ1 SOV36
- Xperia XZ2 Premium SOV38
- Xperia XZ2 SOV37
- Xperia XZ3 SOV39
- Xperia XZs SOV35
- Xperia Z4 SOV31
- Xperia Z4 Tablet SOT31
- Xperia Z5 SOV32
現時点で判明している諸条件
iPhone,iPadに関する設定
Appleが発売しているiPhoneの場合は、周波数帯域の問題はありません。しかしながら、現状は様々な制約があります。私が把握している限りでは次の通りです。
- iPhone8 Plusは設定をいじれば一部使える(iOSは最新にアップーデートする必要あり)
- どの機種でもVoLTEを有効化できないとダメ(LTEや2G,3Gなどしか出ない場合はダメ)
- iPhoneXR以上は挿せば使える(一部テザリングなどはAPNの設定が必要)
使える機種:iPhoneXR,Xs,11 系列
使える機種:(一部制約あり)iPhone8 Plus,X
使えない機種:iPhone7以下の全ての機種+iPhone8
特に、iOS13.3.1.以降では、音声通話の設定がVoLTEオンとなっている必要があります。
ちなみに、楽天の公式HPをみる限り、iPhone X以前のモデルでは動作しないことが確認されているとのことです。
Twitterでは、iPhoneSEで通信ができたという人もいますが、私が試した限りでは上手くいきません。通信ができるようになる設定ができるとは思いますが、現時点でその手立てを私は把握しておりません。(分かれば追記します。コメントください!)
Androidに関する設定
APN設定について
上述した通り、まずはBand3,18に対応している必要があります。特に、docomo系列はBand3には対応しているものの、18には非対応という端末が多くみられます。
その場合、楽天エリアでは利用可能ですがパートナーエリア(auエリア)での通信は不可となります。例えば、私が所有しているXperia X Compact(SO-02J)では、ネット上で一部開通報告などありますが、恐らく楽天エリアでの話です。
私の地域は、パートナーエリアなので電波を拾いません。
このように、Androidでは周波数帯域への対応の可否を調べるのがまず前提条件です。
その上で、対応しているのだが、電波を掴まない場合はAPN設定を行ってください。
一応、こちらにもデフォルトで載せておきます。
- 名前:楽天(rakuten.jp)
- APN:rakuten.jp
- MCC:440
- MNC:11
- APNタイプ:default,supl,dun
- APNプロコトル:IPv4/IPv6
- APNローミングプロコトル:IPv4/IPv6
- ベアラー:指定なし
- MVNOの種類:なし
- その他の設定項目は「未設定」
ただし、APNタイプについては、機種によって変えた方がいいらしいです。
上記状態ですと、機種によってはテザリングができなくなるなどの報告も上がってます。その辺はご自身でググっていただいて…
通信設定について
通信ができない人向けには以下の手法を試してみてください。
- 電話アプリを起動
- ダイヤルキーより「*#*#4636#*#* 」と入力
- 【携帯電話情報】⇒「優先ネットワークの種類を設定」で「LTE only」に設定
- 再起動をかける
わからない人はググってくれれば、画像付きで解説している記事がいくらでも出てきます。
(逆に、それらの情報を調べられない人は知識不足なのであまりこの辺には手を出さない方がいい気もします…)
APNが設定について
「このユーザーはアクセスポイント名設定を利用できません」 との表示が出てきた人向けです。
こちらの記事が参考になると思います。
- 使用するSIMカードをタブレット・スマートフォンに挿入
- タブレット・スマートフォンの電源を入れ、Wi-Fiに接続
- タブレット・スマートフォンで【設定】 → 【端末情報】 → 【SIMカードの状態】 → 【SIMカードの状態を更新 】の順に選択
- SIMフリーになっていることを確認
非公式な対応端末について
Androidの開通報告は、こちらの記事がよくできてます。
私も全て確認できていませんが、恐らく国内キャリアのものをSIMロック解除したのであれば、冒頭で述べた対応端末以外はなかなかうまくいかないのでは?というのが私の予想です。
ただし、海外版などにおいては、しばしば対応周波数が違うこともあるので、その場合はご自身でチェックしてみてください。
参考記事
各キャリアのSIMロック解除が可能な機種の周波数帯一覧はこちらです。
周波数帯(バンド)に関する補足記事はこちらです。
おまけ
【追記】2020/04/11 17:45 追記しました。
手持ちの端末でパートナーエリア(auエリア)にて開通確認をしてみました。なお、APNは上記説明の通りです。
●通信・通話可
- SOV38
●通信のみ可
- Qua Phone(KYV37)
Qua Phoneについては、SIMを挿したあとしばらく放置しておりましたら、接続が確認できました。
●通信・通話不可
au版については、単にバンド帯が対応しているだけでは不可のようです。
少なくとも、SOV38とKYV37を比較すると、通話に影響を与えているであろう差異は次の通りです。
- AndroidのOSバージョン
- キャリアアグリゲーションの対応の有無
SOV38はAndroid9,キャリアアグリゲーション対応してます。
KYV37はAndroid5,キャリアアグリゲーション非対応です。
ということは、キャリアアグリゲーションの対応の有無、またはAndroidの世代違いによるものと推定できます。
これらを踏まえた上で、新たな対策を考えていきたいと思います。