「お客様の部品依頼がキャンセルされました。」「ご依頼をクローズしました。」というメールが来たら注意かもしれないです。
Appleからこんなメールが来ました。
同じメールを受信した人がいるかもしれません。
結論から言うと、これはAppleからの警告メールである可能性は高いです。
以下、体験談です。
私は、iPhone6sを3台持っています。
購入時期は3ヶ月ほどずれているのですが、全て購入してから1年以内。
今回、偶然にもイヤホンが2台分壊れてしまいました。
Appleが、イヤホンなどの部品を製品交換後、1年以内であれば無償で交換してくれるというのはよく聞く話です。
私も例外なく、この制度を適用したのですが、以下のようにしたのがまずかったです。
端的に言うと、故障したのは別々の端末であったのですが、1台の端末から、2つのパーツを連続して申請を出してしまったのです。
つまり、本来は 「iPhone6s ホワイト」 の分が壊れた、として申請しなければならないのを、「 iPhone6s ブラック 」が壊れた、として申請したわけです。
今回、一応全ての部品交換依頼の履歴を書き出してみました。
(全てが同一の部品ではないです。ケーブルだったり、イヤホンだったり…)
09/17 に部品交換依頼
10/07 に部品交換依頼
10/15 に部品交換依頼
01/11 に部品交換依頼
01/21 に部品交換依頼
04/14 に部品交換依頼
05/22 に部品交換依頼
09/09 に部品交換依頼
09/24 に部品交換依頼
10/06 に部品交換依頼 ←New!! ( Reject される )
しかし、以前(10/07 の修理)に1週間以内に部品交換依頼は出しています。
それは、承認されていますので、今回 Reject された理由は明確には分かりません。
しかし、本件についてAppleサポートについて問い合わせたところ
「上の部署から、通常と比べて、短期間での部品交換が行われている。
今回、部品交換依頼を申請した理由は、以前送った部品が故障していたのか、それとも違う理由があるのか、教えて欲しい」
とのこと。。。今回、全ての修理は1機種にまとめていたことを話すと更に、、、
「それは本来の使い方ではないので、今後は絶対にしないで欲しい。あくまで、故障したり、不具合のあるiPhoneに付随するサービスであるからだ」
と。そして、、、
「今後、同様の行為が繰り返された場合、最悪のケースとしてはAppleが修理を拒否する可能性もある。
そうなった場合、本当にサポートが必要になったとしても、私たちではどうにもできなくなってしまう」
と、トドメの一撃…
私:「Appleさん、ごめんなさい」
Appleは全ての端末の記録や、問い合わせり履歴を保存しています。
例えば、Genious BarやAppleコールセンターで使われる端末の履歴システムでは、IMEI番号やシリアル番号を入れれば、
- 機種名
- 購入日
- 購入場所
- 過去の修理履歴
などが全部わかります。
「ちょっと待って!修理履歴は個人のApple IDに紐づいているのでは?」
と思った人。今の所、両方に紐づいているのでは?という説を私は支持します。
というのも、iPhoneは所有権の移り変わり、すなわち中古端末として使われる場合があります。その際の取り扱いについて、Appleは下記のように述べています。
つまり、個人のApple IDに修理歴を紐付けても、iPhone本体を譲渡することが可能であることから、
iPhone個体のシリアル番号などに紐づけないと意味がないのでは、ということです。
なお、Apple Careについて、
デバイスを売却または譲渡する場合に AppleCare プランを新しい所有者に移行するには、Apple サポートにお問い合わせください。
という記載があります。これは2020年3月4日の情報です。
以前まで、Apple Careは本体に付属しているという考え方でしたが、最近になって取り扱いが変わったようです。
話が逸れてしまいましたが、このように、今のAppleの質の高いサービスに繋がっている反面、どこで誰が何をしたかは、全部わかっているということです。。。
ということで、まとめると
・1台のiPhoneに対し、部品交換は9回まで
・1台のiPhoneに対し、部品交換は前回より1週間以内の再申請は拒否
ーの可能性がある。
ちなみに、Appleは修理BL(修理ブラック、配送修理ブラック)というものが暗にあります。
そのようにならないことはとても大切。
でも、1番大切なことは…
大事に使え
ってことですね。
【追記】
先日、伝聞情報ではありますが、聞いた話をポロリ。
Appleの電話相談は、「アドバイザー」と「スペシャリスト」の2つに分かれています。基本的に、両者共々、できることはぼぼ変わりませんが、スペシャリスト対応になると、問い合わせに対して「担当」が着くイメージです。
何かサポートが必要になった時、そのサポートが完了するまで1人のスペシャリストが責任を持って対応する、というものです。
さて、来てしまったこのメール。
ご依頼をクローズしました。
という強烈な文言という柔らかい物腰は建前、本音は「二度と修理に出してくんな!」です。
サポセンの方曰く、この修理メールについては基幹システムによって弾かれているようです。
修理依頼を組んだところで、このシステムに弾かれてしまえば修理を受けることは事実上不可能です。
東京に近い人ならば、Apple Storeに行く、サービスプロバイダーへ行く、などの手段はあるでしょうが、地方に住んでいる方であれば配送修理ができなくなるのはかなりの痛手です
ちなみにこのキャンセルメールは、修理依頼が完了してから30時間後に来たそうです。
ということで、申し込みはできるけれども、1日くらいして弾かれるという優秀なシステムな訳です。
もう少し詳しく聞き出したかったのですが、言われる言葉はやはり、「基幹システムによって弾かれる」だけ。それ以上は教えてくれませんでした。
ただし、今回のケースにおいては「スペシャリスト」対応で最後まで修理完了を承る、とのことでした。
とはいえ、普段なら翌日には配送されるべき段ボールが来ない。
色々と人柱になってみようと思います…
Appleの修理BLは、禿や庭、茸などの「総合」とかよりも遥かに痛手だと思いますヨ…
気をつけてね。
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このブログは推敲中です。
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