🍎Rinの備忘録

メモ代わり、備忘録代わりです。

No.4:永遠に消えない学歴コンプから逃れるための院試

数年前のあの日。

僕は、スマホで合格発表を見た。掲示板にいく気も起きず、おそらく落ちているだろう、という自分の予想を確かめるためだった。

 

案の定、不合格だった。

 

 

僕は、大学受験に失敗した。

 

 

 

あれから4年。

僕は、大学4年生になった。理系の学生であれば、大学院へ進学することはさほど珍しいことではない。

僕もその例外にあらず、学歴ロンダのために外部の大学院を受けることを決意した。

 

 

 

人生は、決断の連続だと思う。絶え間ない決断を繋ぎ合わせた結果が、今の人生だ。

しかし、時に、その選択が間違いだったと気づかされることがある。後悔しない選択をすべく、人は奮発するが、全てがより良い選択だったということは、中々難しい。

 

そして、僕は過去の選択を今まさに、後悔している。

大学在学中にやっておけばよかったことをまとめてみる。

 

・サークルに没頭する

・バイトに没頭する

・英語の勉強をする

・いっぱい遊ぶ

・たくさん旅行する

・勉強を真剣にやる

・留学をする

 

こうやって書いてみれば、大したことなさそうに見えるが、掘り下げて考えてみると途轍もない、膨大な領域のことを成し遂げたかったのだとわかる。

 

でも、全部やりたい。でも、全部できない。

 

そんな、相反する矛盾的錯綜に、僕はどれだけ悩まされたのだろうか。

時間があっても、時間がなくても、何か足りない。

 

人生において、何かが欠如しているという、渇望感が心の奥底にある。

 

 

 

今思えば、院試を決意したのは、この渇望感を満たすためだった気がする。

 

 

大学院で、東大に受かれば。京大に合格すれば。

 

周りから、「すごいね」と言ってもらえる。

 

「東大で研究してます」

「京大で人工知能、AIを研究してます」

 

 

そんなことが言ってみたかった。

つまり、欲しかったのは肩書きと名誉だった。他人からの承認欲求が強かったんですよ。

どこかの政治家みたいですね。

 

 

そのために、

「俺は、東大に合格するから」

「京大はまあ、ちょっと勉強すれば余裕」

「将来は、まあマッキンゼーに就職を考えてるよ」

 

なんてホラ吹きばかり。

 

 

 

あぁ、なんて人生は残酷なの。

 

 

 

そんな自分の周りを見渡すと、誰もいなかった。

 

誰もいなくなった。

 

 

 

 

必死に被っていた、猫の仮面を剥がされた狼の周りに、人間は近づことしない。

自分から近づいても、逃げられてしまうのだ。

 

 

 

どんなに強い生き物だって。

どんなに強い人だって。人は、一人じゃ生きられないよ。

 

 

 

人生で一番大切なのは、人と人との繋がりなんだって。

 

 

このブログは、僕の心を整理するため+趣味のガジェット類の記述が目的なので、読むだけ時間の浪費になること間違いなしで、そっと画面を閉じてもらえればなあ、なんて。