LINE Pay複数アカウントを結果的に統合する事になった話

LINE Payは複数アカウントの所持が、いつからか禁止されました。

LINEアカウントを複数お持ちでしたら、LINE Payアカウントも複数ご利用可能です。ただし、チャージや出金に利用する銀行口座は1口座につき1つのLINE Payアカウントにのみ登録できます。複数のLINE Payアカウントに登録することはできません。よろしくお願いいたします。

— LINE Pay公式アカウント (@linepay_jp) June 22, 2018

2018年6月時点では、複数アカウント持つことが可能でしたが、今はそうではないみたいです。

念のため確認ですが、「LINE」と「LINE Pay」は別サービスです。

「LINE」は複数アカウント持つことが可能ですが、 「LINE Pay」は禁止されました。

理由としては、各種キャンペーンを行う際に、1人で複数アカウント持っていると、キャンペーン資金を食い潰されるという意味合いもあるでしょう。

今回は、LINE Payを複数アカウント所持しているとどうなるのか、そしてバレたらどうなるのか、というのを自分の事例を踏まえて紹介します。

１．LINE Payについて

LINE Payには、「LINE Money」と「LINE Cash」の２種類があります。

まずは、これらの違いからですがとてもざっくり説明するなら、

本人確認実施済：LINE Money

本人確認未実施：LINE Cash

ほぼこれだけです。

LINE Payは、金融業を営んでいます。金融系はご存知の通り、本人確認を厳格にしないとダメです。これは、資金洗浄（マネロン）などを防止するための措置と言えます。LINE Payに限ったことではありません。

ということで、LINE Moneyの規約はこちら。

terms2.line.me

見づらくて申し訳ないのですが、

第3条　LINE Payアカウント

2 LINE Payアカウントは、利用者1人につき1アカウントとし、利用者1人が複数のLINE Payアカウントを保有または利用することはできません。但し、当社が認めた場合はこの限りではありません。

との記載があります。つまり、規約違反であることは明らかです。

いらんと思いますが、一応LINE Cashも載せておくとこちら。

LINE Cashアカウント利用規約

要は、複垢持つことにより、LINE Payが実施するキャンペーンにたくさん参加できるから、それはやめてくれ、というものです。分かりやすいですね。

２．LINE Pay複垢（複数アカウント）について

 では、複垢持つとどうなるの、という話です。

予め断っておきますが、この情報は公式的なものでないので、複垢を作る人は自己責任でお願いします。また、同様の対応がなされる保証もありません。

結論から言うと、バレることはほぼないと考えます。

というのも、前項ではLINE Money, LINE Cashの２種類が存在するお話をしました。

再掲しますが、LINE Cashは本人確認が未実施です。

もうお分かりですね。仮に、Aさんが複垢を作ったとしても、本人確認を行っていない以上、本当にAさんのアカウントかはわかりません。

誰かが成りすましている可能性もあります。

以上の理由より、何かやらかさなければ複垢は原則バレないのではないか、というのが私の見方です。また、本人かどうかわからないのに規制をかけるというのは、ユーザー視点からすれば迷惑な話です。全ての利用者に対してそんなことしてたら手間がかかって仕方ありません。

＊複垢がバレるor規制が入る条件

これも推測になってしまいますが、規制がかかる特徴としては

1. 銀行口座を登録した
2. 不自然な資金移動が多く発生

の２点が挙げられます。

１つ目はその名の通り、Aさん名義の銀行口座を複数登録した場合ですね。LINE Payでは、１つの銀行口座は１つのアカウントにしか紐付けできません。

例えばゆうちょ銀行の口座を、とあるLINE Payアカウントに登録したら、他のLINE Payアカウントには登録できません。登録する場合は、問い合わせして解除申請的なのをしないとダメです。

じゃあ、三菱UFJの口座を登録すればいいじゃん！って考える人いますよね？そこの君、君だよ君。

これは、バレる可能性がある事例の１つ。（あくまで可能性ですよ）

なぜかと言うと、銀行口座は本人確認が済んでいるわけです。さらに、名前と生年月日が同一である「同姓同名」って日本に何人いますかね…？

確率的には、めちゃくちゃわずかです。てことは、もしも銀行口座を連携した時に、名前と生年月日が同一アカウントが存在するなら、確認をお願いしてもよくないですか？

確率的に低いし、規約違反は皆、してないよね？？？？？？？？？？？？　

というロジック。

２つ目はいきなり誰かから10万円が送られて、すぐにそれを使ったりした場合。

実生活において、そんな大金をポンポン使う場面は少ないはずです。ということで、これも不自然な取引ってことで監視対象になる可能性は十分にあります。

資金洗浄（マネロン）の基本は、お金をとにかく動かすことに尽きます。

＊複垢を認めている他社サービスの例

参考として、他社サービスの複垢の有無を載せておきます。

PayPay：複垢はダメ。ただし、SoftbankやYmobileの回線を持っているのであれば、その分だけ複垢作るのは可。

メルペイ：複垢はダメ。本人確認未実施で高額取引があったりすると、本人確認の調査が入ることもあり。私が知っているキャッシュレス業者の中で一番、本人確認が厳しい印象。

auPay：複垢OK

d払い：複垢OK（ただしキャンペーンにおいては、同一アカウントと認められる場合は付与を行わない場合も。例外として、携帯回線がある場合は付与を行う。）

*記事執筆時点の話です。

３．複垢がバレたときの対処法

正確にいうと、今回は「バレた」というよりも隠れて使っていたのを自首した、に近いかもしれません。

というのも、昔はLINE Payアカウントは複垢OKでした。その時に作っていたLINE Payアカウントがあったのですが、引き継ぎに失敗してしまい、LINE Payアカウントが消失してしまったのです。

残高を取り戻すのに、LINE Payへ問い合わせを行いました。

なお、LINE Payへの問い合わせ方法は２つです。

• メールで問い合わせ
• LINEのチャットで問い合わせ

個人的には、チャットの方がスピーディです。詳しい調査が必要なものはメールが結果的に早くなります。

今回はメールにて問い合わせた後、返信が遅かったのでチャットに切り替えました。

そこで言われた内容を要約すると、

「複数あるうちの１つを削除して、１つにまとめてくれ」

ということでした。

個人的にはちょっと安心した部分もあります。というのも、最悪の自体は、「LINE Pay永久垢BAN」だったからです。

私は、LINEの金融系サービスを幅広く使っているため、LINE Payが使えなくなるのは非常に痛いので、それが唯一の恐怖ではあったのです。

なお、調べたところLINE Payにも永久垢BANは存在するようです。

5chなどで調べてみてください。

４．垢BANされた時の対処法

原則として、垢BANされないようにしてください。それが第一。

されてしまった場合はまずは問い合わせをしましょう。対応する人も人間ですから、低姿勢で。

今回垢BANに繋がるような行為をしてしまったことを反省し、二度としない旨を丁寧に伝えることが大切かと思います。てかそれくらいしか、BANされた人ができることはありません。

復活する見込みがないなら、新しいアカウント作った方がいいでしょう。（本人確認はしない方が無難かもしれません）

それでもダメな場合、残ってる手段としては消費者センター、金融庁などに相談するのもありかもです。（多分相手にされないけど＋自分が100%悪い場合は関係省庁の無駄な業務を増やすだけなのでやめましょう）

やったことがありませんが、資金を没収された場合については、金融庁に問い合わせる価値はあるかもしれません。

例えばですが、40万円のLINE Pay残高があったとし、規約違反だからといってこの40万円を没収された場合。

警察や裁判所から要請されたわけでもないのに、他人の財産を勝手に没収することは基本できないはずです。てことで問い合わせの価値はあるかも？

＊私は弁護士ではないので、あくまで素人の戯れ言として聞いてくださいね。本当にヤバい人はちゃんと専門家に聞いてください。

www.fsa.go.jp

何度も言いますが、一番大切なのは垢BAN、凍結されないようにすることです。

ルールを守って使いたいものです。

最後に

ここに書いた情報はあくまで、私の経験に基づくものです。

公式情報ではありませんし、複垢を推奨しているわけではありません。

ルールを守って、使ってください。