Softbankで端末単体購入（移動機物品販売）を断られたのでバトってみた件

この記事は、2021年9月の頃のお話です。この記事のPVが伸びてきているのですが、情報が古いためあまり役立たないと思います。ということで、加筆修正を加えました。

0.移動機物品販売（移動機、端末単体購入）について。
1.遠足の始まり。
2.MNPではなく、「端末単体購入」
3.不可解な現象が起こる心霊スポット。
*当時はこのような不当な移動機購入の撲滅キャンペーンを実施していましたが、今は私は移動機購入はほとんどしていません。理由は転売目的で行くと時間がかかる。やるならば、MNPを実施するのと同時に移動機を付けてください、と交渉するくらいではないでしょうか。商売の基本は相手も得する、が基本です。
4.移動機をする人たちへ。

0.移動機物品販売（移動機、端末単体購入）について。

移動機物品販売(移動機購入、端末単体購入など、呼び方は複数あり)というのがあります。

これはいわゆる、キャリアショップで回線契約を伴わない契約形態のことになります。

最近になって、AQUOS zero2という端末が大幅に値下げされました。それに伴い、端末だけを購入する人が増えました。

（2021/10/31 追記）

追記時点でのトレンドは、iPhoneSE 第2世代とPixel系列のようです。青い鳥のSNSでは軒並みiPhoneSE2 移動機購入が話題になっています。

最近では、移動機物品購入（略して移動機）が一般的になり、かつその再現性の容易さに

携帯乞食童貞が界隈に流れ込んできました。

2022年6月現在、iPhone12が1円、iPhone13が55000円、iPhoneSE 第3世代が1円などという案件が出てきています。

しかし、これは店側からすると迷惑な話です。なぜなら、端末単体購入は店へのインセンティブが一切ないから。

ソフトバンクのノルマヤバイなぁ。ショップも苦労してるんだろうな。#ソフトバンク #softbank pic.twitter.com/rxTO8AzuL2
— りゅうじ(マステライ) (@41216193) 2020年2月9日

2020年の2月頃に、ソフトバンクの過酷なノルマについての記事が出されました。

biz-journal.jp

代理店側からすると、生き残るのにも必死なため、必然的に何もインセンティブが入らない端末単体購入は正直うざいのです。人件費だけ食い潰すゴミ客って言っても過言ではないかもしれません。

*最近になり、移動機購入にもインセンティブが出るようになったとのことですが、それでもMNPと比較したら微々たるものです。

しかし、端末単体（移動機）購入は法律で認められた購入方法であり、販売店が正当な理由なく拒否する事は認められていません。

巷の店舗では「総合的判断により契約ができない」なんて案内する店員もいるそうですが、移動機物品販売の一括購入において、審査はありません。（分割契約を実施する場合を除く）

従って、総合的判断自体が嘘になります。特に、Softbankは「Sマーク」と呼ばれるものがありますが、例えこれにチェックを入れても購入はできます。（過去に実験済み。今はどうか知りませんが）

*Sマーク：Softbank契約時に、転売しそうな人や態度の悪いうざい客の審査を落とすためのマーク。チェックを入れるとほぼ確実に審査に落ちて契約ができない。また、一度Sマークを付けられると要注意人物としてその後の審査にも影響が出る可能性がある。別名、「死刑のS」。

*2022年6月現在、Softbankは利用者登録を【本人確認書類の提示を必須とした上で】必須としました。そのため、180日以内に購入できる移動機は1台まで（厳密には割引適用が1回まで）となりました。Softbankの乞食対策は大変素早いものです。

本人確認書類の提示を必須という言葉にピンときた人は、Softbankの利用者登録の性質をよく理解していると推察されます。ピンときてない人は利用者登録についてもう少し勉強が必要です。

*docomoも転売ヤー対策に本腰を入れるようになりました。転売ヤーが移動機をたくさん購入する理由として、自分が過去に何台買ったかを忘れてしまうというのが挙げられます。そのため、マジックで本体の箱に名前を記入してもらい、忘れないようにしていただきます。手厚いサポートはドコモならではです。

このような背景のもと、最近、私自身が東海の某Softbankショップにて契約拒否をされました。今回は、そんな携帯乞食Playerのお話です。

0.移動機物品販売（移動機、端末単体購入）について。
1.遠足の始まり。
2.MNPではなく、「端末単体購入」
3.不可解な現象が起こる心霊スポット。
*当時はこのような不当な移動機購入の撲滅キャンペーンを実施していましたが、今は私は移動機購入はほとんどしていません。理由は転売目的で行くと時間がかかる。やるならば、MNPを実施するのと同時に移動機を付けてください、と交渉するくらいではないでしょうか。商売の基本は相手も得する、が基本です。
4.移動機をする人たちへ。

1.遠足の始まり。

「AQUOS zero 2あります！」

高らかな声で店員が教えてくれた。最近、AQUOS zero 2の定価がガクッと下がった。

win-tab.net

Softbank版は定価が改定され、21,984円（税込）での投げ売りが始まったのだ。

docomo版：SH-01Mが87,912円（税込）

SIMフリー版：75,800円（税込）

と比較すればこの安さがお分かりではないだろうか。

青い鳥の国（Twi○ter）では、瞬く間にこのニュースが乞食界隈に知れ渡った。乞食界隈の餌として、AQUOS zero 2は名前を轟かせることになる。

2.MNPではなく、「端末単体購入」

その一言が人生を狂わせることだってある。昔から、金と酒と女には注意しろと爺ちゃんから教えられた。歴史的にも、大物政治家が失脚するときは、大体この3つのどれかが原因だ。

文集砲が撃たれる時も、このネタが９割だろう。（自分調べ）

ー移動機購入、端末単体購入、移動機だけ、端末だけ。

この言葉はNGワード（放送禁止用語）であることを知らずに店にいくととんでもないことになる。

ぼく：「予約していた🍎です」

店員：「お待ちしておりました！案内いたしますね！」

17:00に予約していた僕は、店員に案内され椅子に座った。目標は30分で移動機を購入して退店すること。これが今日の僕のミッションだ。

店員：「本日ご案内いたします、鈴木と申します。今日はよろしくお願いします！」

元気な挨拶と共に商談がスタートした。

予約した際に、今回は「YmobileからSoftbankへの番号移行」というものを口実にしていた。

*ちなみに、「YmobileからSoftbankへの番号移行」についてはこちらで詳細を解説しているのでやってみてほしい。

life-2019.hatenablog.com

だが、当時の私のYmobile回線は毎月3円。本当に3円。したがって、Softbankに乗り換えた時点で3円より高くなるのは明白だった。

店員：「今回は、Ymobileからの乗り換えですね〜。まず料金プランの確認からさせて頂きます！」

店員が自分の契約内容を確認する。５分ほど経って、こう聞かれた。

店員：「お客様、Ymobileを利用されているようで、今回はSoftbankに移行ということですね！プランはどうしましょう？」

ちょっと返答に困った。

3.不可解な現象が起こる心霊スポット。

「今回は端末だけ購入します。」

店員の背筋が凍る発言No.1　はこれだろう。端末だけ購入。

大半の場合はなんだかんだ理由をつけて断られるのだが、僕には明確に論破できるひろゆきロジックがあった。

まず、Ymobileが毎月3円なのは本当だった。だから、Softbankに乗り換えすればどうやっても月額料金が高くなる。

そして、AQUOS zero2はSoftbankのみ取り扱いしており、Ymobileでは取り扱いがない。

だから、Ymobileから乗り換えするとなると必然的に料金が高くなるし、AQUOS zero2を最安で手に入れる方法は端末単体だけなのだ。

店員が「CB10万」くらい提案してくれない限り、料金だけで見れば割高になるのは明白だった。

端末だけの購入を告げたら、2万円値引きを適用させるためにSoftbankがどうか、というのをしつこく案内された。でもどうやってもYmobile3円には勝てない。店員もそれを分かったようだ。

店員：「一度、上長に確認いたしますので少々お待ちください。」

そう言い残して5分後、僕と店員は言い合いが始まる。

「お客様すみません、端末だけ購入することはできないんですよ。」

「すみません、今は移動機だけ購入することができるようなので、再度確認してもらっていいですか？」

「お客様すみません、こちらの端末は回線契約する方向けの在庫でして…」

「すみません、店頭で非回線契約者に対する端末販売を拒否することは、電気通信事業法第27条の3の規律を潜脱する行為ですよね… 在庫を分けること自体おかしいと思うのですが…」

「お客様すみません、こちらの端末はご予約されたお客様の分でして…」

「すみません、電話で在庫があるってお話しされていたと思いますし、今目の前に端末がありますが、これは私の予約分ではないでしょうか…」

「お客様すみません、今からですと審査窓口が閉まっちゃうので今日中にお渡しするのが難しいかと…」

「すみません、現在18:20ですが、Softbankの審査窓口は20:00まで行っているとコールセンターの方がお話しされていましたので、早めにジニーへ登録処理お願いしたいのですが…」

お笑い芸人のネタじゃないです。本当にあったやりとりです。

確かに代理店の気持ちも分からなくはありません。端末単体購入はお店の利益にはならないため、あまり来てほしくないと思うことでしょう。

ですが、法律に則り、ルールに従って購入しに来ている人に対しては販売義務があるのではないか。

露骨な転売として買うのはNGとしても、高々1台の購入で拒否された場合はどうすれば良いのでしょうか？

結論から言うと、Softbankに連絡するのはせいぜいその場でコールセンターに連絡するくらいです。後からコールセンターに連絡しても取り合ってくれません。

しかし、移動機を転売目的で買ったとしてもせいぜい粗利は2万円も取れません。2万のために、自分の貴重な時間をどれだけ投入すべきかは各自が考えるべきポイントです。

代理店本部に問い合わせてもいいのですが、あまり取り合ってくれないのが現状かと思います。ま、問い合わせてもいいですが。

ちなみに私が昔、Softbankで一連の流れをチャットにて相談したときは、こちらでは対応できないので電話で聞いてくれと言われました。

なお、Softbankの電話窓口はこちら。

www.softbank.jp

URLの末尾にgeneral　と入力するといいです。分かる人にはわかるヒントです。

私の場合は、店員が根負けして端末だけ購入することができました。しかし、契約を拒否されそうになったことは事実なので、後学のため連絡をしてみました。

電話で事の事情を話し、対応について検討していただいたところ、以下の内容を告げられました。

端末単体を拒否されたということが、法令違反に当たるかどうかの確認を行い、お客様へ報告する事はできない
当窓口でできる最大のこととしては、「〇〇のような事案があった」というのを報告する程度である。報告を上げることで実際に調査などが入るケースもあるが、部署が違うのでこちらで明確にお約束はできない。
実際に「契約」があったのであれば話は別だが、端末購入を拒否されたというのは、契約とは違うため、調査が難しい側面がある

ま、この辺りも想定していた内容に近いです。そもそも、Softbankという看板を掲げていたとしても、街中にあるお店の大半は「代理店」という扱いです。また、コールセンターにいるオペレータの方に調査権限があるとも思えません。

ともすれば、担当してくれたオペレータの方は、できる限りの最大限の努力をしてくれたと評価はできます。

ということで、コールセンターへの報告はここまで。

最後に、総務省へ本件を通報することとします。

昔は総務省に移動機購入の拒否について、通報していた時期もありましたが私がそこまでするメリットが特に見当たらないためやめました。

やりたい人は勝手にどうぞ。

www.soumu.go.jp

内容としては、