料金不足になるとどうなるのかについてお話しします。
消費税増税に伴い、各種郵便料金が変更されています。
出典:消費税変更前後の料金一覧
そのため、本来の額面を貼り忘れてしまうことは考えられます。
料金不足の場合は、次のようになります。
- 1.差出人の名前・住所の記載があり、投函場所が差出人住所区内の場合
- 2.差出人の名前・住所の記載があり、投函場所が差出人住所区外の場合
- 3.差出人の名前・住所の記載がなし
- 4.料金不足の郵便が届いたら?
- (おまけ1)着払いが可能なサービスは?
- (おまけ2)切手を安く買うには?
1.差出人の名前・住所の記載があり、投函場所が差出人住所区内の場合
差し出した人の家の住所が東京都新宿区だったとします。
そして、投函した郵便の集配局が、東京都新宿区を担当する集配局であった場合、差出人に戻されます。
2.差出人の名前・住所の記載があり、投函場所が差出人住所区外の場合
差し出した人の家の住所が東京都新宿区だったとします。
そして、投函した郵便の集配局が、東京都新宿区を担当する集配局でなかった場合、
郵便物はそのまま配達され、不足料金は相手に請求されます。
これは、郵便を相手に早く届けることが目的のようです。
極端な例ですが、差出人の住所が北海道、投函場所が沖縄の場合、差出人に戻すだけでそれなりの日数がかかります。
郵便物は、郵便法により全国どこでも、規定日数以内に届ける必要があることから
このような取り扱いになっています。
3.差出人の名前・住所の記載がなし
相手方に配達され、不足料金は相手に請求されます。
メルカリやヤフオクでは、普通郵便で着払いができると思っている人が一定数いますが、これは、前述した郵便法に基づいた、「利用者の利便性を考慮した」措置です。
普通郵便(定形郵便、定形外郵便)は着払いはできません。
意図的に着払い的な扱いとして使うのは避けましょう。
4.料金不足の郵便が届いたら?
では、自分がそのような郵便物を受け取った場合は
- 受取拒否をする(相手方に戻されます)
- 不足料金を支払う
のいずれかになります。
なお、差出人の住所などの記載がなく、かつ郵便料金が不足で受取拒否された場合、それは「配達不能郵便」として、配達局で一定期間保存されます。
その後、何も申し出がない場合は破棄されることが一般的のようです。
(おまけ1)着払いが可能なサービスは?
日本郵便のサービスで着払いが可能なサービスは
- ゆうメール
- ゆうパケット
この2種類が着払い対応可能です。
メルカリやラクマ、ヤフオクで着払いとする場合はこの2つを使ってみると良いでしょう。
(着払いの場合は手数料がかかります。1つの郵便物あたり+21円です。)
繰り返しになりますが、普通郵便(定型外など)は着払いで送ることはできませんし、料金不足となれば相手方に迷惑がかかってしまうので、事前に重さを確認するなどして、正確な料金収受に努めましょう。
●参考記事
年賀状が間違って届いたり、配達途中で汚損していたり、届くべきものが届かなかった場合、どうなるのか(前田恒彦) - 個人 - Yahoo!ニュース
(おまけ2)切手を安く買うには?
切手は郵便局やコンビニで、しかも現金でしか買えないと思っていませんか?
そこでも買えますが、大量に使うのであれば少しでも安い方がいいのではないでしょうか。
【切手を安く買う方法】
まず、金券ショップ。これは定番だと思います。チケットレンジャー、アクセスチケットあたりが都内では有名ではないでしょうか。
次に、フリマ系ですね。
注意して欲しいのが、この中で一番安く買えるのは、ラクマ であることが多いです。
というのも、
- メルカリは手数料が10%で高い
- PayPayフリマ、ヤフオクはクーポン類を使う時、「金券」は対象外という場合が多い
からです。ということは、やはり時たま出てくる5%OFFクーポンを配布しているラクマが一番安く手に入る場合が多いと考えます。
郵便局は、2020年2月より一部の郵便局でキャッシュレス決済が始まってます。
2020年5月までには、全国的にそれなりに広まるとのことですので、詳しくは調べてみてください。